1月のある日の出来事

一月の札幌は、一晩で景色が変わるほどのドカ雪に見舞われました。その日の朝、まずは仕事へ向かうためにバス停へ向かおうとしましたが、家からの足となるバスが既に運休。頼みのJRも大幅な遅延と一部運休が重なっていました。しかし、私の仕事は何があっても人がいなければならない、そういう現場なのです。そのため、何としてでも出勤するしかありませんでした。
まずは別の系統が走るバス停まで、足元が取られて歩きにくい雪道を二十分かけて歩きました。ようやく来たバスに乗り込みましたが、道は大渋滞。車内アナウンスで最寄りの地下鉄まで二時間もかかると告げられ、あまりの進みの遅さに途中で降りる決断をしました。そこから別の路線のバスに何とか乗り継ぎ、ようやくの思いで地下鉄に辿り着きましたが、この時点で既にヘトヘトです。さらに目的の駅を降りてからも、除雪の進まない道を二十分ほど必死に歩き、ようやく現場に辿り着いた頃には心身ともに疲れ果てていました。
札幌に住んでいれば雪には慣れっこですが、ここまで交通網が乱れるとお手上げです。現場を守る責任感と自然の猛威の間で板挟みになった一日でしたが、同時に、普通に通勤できる毎日のありがたさを身に染みて感じた出来事でした。